合同会社ペルシーダ 外国人人材のリアル 第3回 送り出し機関の差

第3回 送り出し機関の差



外国人人材人材の雇用を専門家がリアルに話す

一般では語られない裏の事情などを包み隠さず話します

海外には様々な送り出し機関が存在します。

では、良い送り出し機関とそうでない送り出し機関の差とは何なのでしょうか。

前回は日本の支援団体が現地の送り出し機関と密接な関係があるということで日本の受け入れ団体の良し悪しに関係すると述べました。

では、日本の団体と密接にかかわりある所であれば送り出し機関は大丈夫なのか。

そうではありません。

送り出し機関は人材を育成し、輩出することで成り立っているのですが、この人材の集め方が違います。

結論

自社で人材を集め育成を行っているのか、そうではないのか。

です。

つまり、ブローカーなどが介在したり、機関とは名ばかりで、人材の育成などは提携している日本語学校に丸投げとか。そういったことです。

実例ですが、A社に人材を依頼した時に、A社の育成した人材ではなく、他の機関に募集をかけて条件に合った人材を引っ張ってくる。それをA社の人材として輩出するという流れです。

希望に合った人材がいなければそういったことが起こるのですが、こうなると人材の教育がしっかりなされているのかはわからず、質の担保ができません。

同じA社でも、自社育成の人材とそうでない人材が混在していると質にばらつきが生じます。

ではどうすればよいのか。

人材を採用するときは育成段階から手を付ける。です。

質の高い人間を採用したいと考えれば採用までに2年程度はかかるということです。

その間に人材との交流も重ねることができますので人材の内面的な部分の理解も深まりますし、こちらの社風なども相手に伝えることができます。

長いスパンをかけて成長を見続けてきた人材は離職率も低いです。

今日の明日でよい人材は見つかりません。また、支援団体や送り出しから用意された人材はどのような過程をたどって学習してきたのかわかりません。

外国人人材採用は人材の育成の段階から計画的に行い、2年以上のスパンを用いて行うようにしましょう。

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