合同会社ペルシーダ バングラデシュ

バングラデシュ

バングラデシュはインドとミャンマーに囲まれた位置にあります。

国の広さは日本の約4割(北海道の約2倍)で、首都「ダッカ(Dhaka)」は国のほぼ中心に位置します。

ヒマラヤ山脈からインドを通り流れてくる大河「ガンジス川」の下流に位置し、世界遺産にも登録されている世界最大のマングローブ天然林「シュンドルボン」があります。国をまたぐ大きな川が特徴的な国です。

第二の都市「チッタゴン(Chittagon)」には、バングラディシュ最大の港町として発展してきた都市ですが、今後は観光都市としての展望があります。平地のダッカとは違い、山もある、海もある、すべてが観光地の原石です。

バングラデシュ国旗

バングラデシュの人口

バングラデシュ人口(ダッカ市内) バングラデシュ人口(交通機関)

バングラデシュの人口は世界で8番目に多く、1億6000万人を超えています。この1億6000万人というのは、独立後に各市町村役場にて住民登録を完了させたものが対象なので、実際にはまだ数百万人単位で未登録のものがいる可能性が非常に高いです。

平均年齢は24歳で、更に年間100万人以上の人口が増えています。

しかし、国土面積は北海道の約2倍ほどしかなく、都市国家やシンガポールなど国土面積の小さい国を除くと「人口密集率が世界一」です。そのため、ダッカ市内の町並みは何処へ行っても人でごったがえし、毎日のように交通渋滞が起こっています。

言語

ベンガル語はバングラデシュとインドの西ベンガル州で用いられ、バングラデシュでは国語に、インドでは公用語に指定されている重要言語です。その話者数は両地域合わせて2億人をはるかに超え、3億人に迫っています。

ベンガル語はヒンディー語やウルドゥー語と同じように、インド・ヨーロッパ語族インド語派の言語で、南アジアに存在する多くの言語と類縁関係にあります。さらに、ベンガル語にはドラヴィダ系やオーストリック系の語彙も多く含まれており、インド・ヨーロッパ諸語以外の言語との密接な関連も見られます。

ベンガル語は日本人にとって比較的学びやすい言語と言われています。というのも、日本語と同じ語順をとり、日本語の「の」にあたる所有格形や「で」にあたる所格形の使い方が日本語と非常に似ているからです。文字や語彙を覚えるのに多少の苦労は伴いますが、時間が経つにつれ日本語を話す感覚でベンガル語を話すことができるようになります。

気候

普段の気候 乾季

世界地図で見ると沖縄のやや南の緯度となり一年間通して暑い国ですが、6月~9月は雨季で、洪水になるほど雨が降ります。
特に4~5月や10~11月頃の季節の変わり目の時期は、サイクロンや竜巻なども発生するので注意が必要です。

この「雨季」 バングラデシュのネガティブ・イメージである「洪水」と結びついて考えられてしまう事も多いですが、この雨によってもたらされる恩恵の要素が強いです。

まず最も大きいの農業への恩恵 「黄金の国ベンガル」と言われた豊穣の土地をはぐくむにはこの雨が欠かせません。
そして一般人である我々にとって最も大きな恩恵が「気温の低下」です。
南アジアと聞くと「暑いのではないか?」「暑さに苦しむ」などイメージしやすいですが、バングラデシュでは3月、4月の事。その後、この訪れる雨季の「雨」により大幅に気温を下げてくれます。もしかしたら日本の夏よりも涼しいかもしれません。

バングラデシュの歴史

バングラデシュは、独立国家として約50年の歴史があります。

1947年までは英領インド地域として⽀配され、以降はパキスタンとして統治下にありました。1971年に独立戦争で、母国語のベンガル語を守るために戦い、バングラデシュ⼈⺠共和国として独⽴しました。
国民の中では独立を勝ち取った歴史的な背景から、現在でも自国を愛する方が多くいます。

また、日本で意外と知られていないのですが、バングラデシュはアジアを代表するほどの親日国です。ほぼ全てのバングラデシュ人が日本を大好きでいて、留学や就職に憧れを抱いている人々が大勢います。実際私も毎回訪問する際は、花束の贈呈での大歓迎と一緒にビジネスをしたいという熱いコールをいただいています。

親日の背景として、バングラデシュが東パキスタンから独立した際に、日本が世界に先駆けてバングラデシュを独立国家として承認しました。
その翌年、1972年に外交関係を確立し、日本の政府開発援助(ODA)の対象国として現在まで50年近く、世界トップクラスの支援を行ってきました。

その友好関係の現れなのが、日本とバングラデシュの「国旗」です。「独立当時の初代大統領が日本の国旗を参考にした」とのエピソードがあります。

国民性

バングラデシュの国民性

バングラデシュは、ムスリム大国です。

ゆえに、家族や友人を大切にする穏やかな国民性です。特におしゃべりが大好きで、休日は世間話をして過ごす人が多いです。普段は温厚でのんびりとしていますが、反面困っている人がいると親身になって助け合います。

それは人口の約7割が農村部に居住し、共同作業をする文化が根付いているためです。こういう所も日本文化と似ているところがあるとも言えます。そのため、人とのつながりや協調性を大切にします。宗教面では、国民の9割がイスラム教徒となりますが、他の宗教にも寛容な国民性です。

特定技能試験センターの構築支援

ペルシーダはバングラデシュ政府と企業と協力して現地に特定技能試験センター設立を目指しています。

バングラデシュには日本にあこがれを持った多くの優秀な人材がおり、その人たちの日本での活躍を

1日でも早く実現できるよう取り組みを続けています。