代表あいさつ
私の最大の目標は「バングラデシュにリトルトウキョーを作る」です。
以前、私は建設関係の営業をしていました。そこで、よく言われたことがあります。 「人手が足りない。特に若い人材が全くいない。」 様々な業者がチームとなって物事を達成する。そこで働いている人たちはみんなやさしくて私は現場が大好きでした。その人たちのために何かできないか、それが起業をするきっかけであります。
偶然にも、バングラデシュにいくビジネスツアーがありまして、私はそこに参加しました。そこで見た世界に私は大きな衝撃を受けました。 日本では考えられない建設技術の低さ、舗装されていない道路、信号もルールもない交差点、路上に散乱するゴミ…
しかし、一番の衝撃はそこで生活する人々の熱量でした。
技術があるけど人材不足の日本。人々であふれかえっているが、それを有効活用できていないバングラデシュ。この両国を結ぶことが出来きたなら、必ず双方がより発展することが出来ると確信しました。
技能実習生という今までの外国人雇用の実態はその制度の本来の意味を成しておらず、外国人は出稼ぎがメインです。日本で習得した技術を国に持ち帰っても使い道がない。国に帰っても使い道がない技術を一生懸命教えても無駄ですので、日本企業も手ごろな人材を安価な賃金で雇用するという目的で運用されていました。それでは人材も技術も生かされません。
私はこの現状を変えるため、ただの人材の受け入れをするのではなく、現地で日本の技術がつかわれるように日本の会社とバングラデシュの会社を繋ぐことを同時にすることにしました。
後日、バングラデシュにある日本語学校を訪問し、生徒100人くらいと面接をしました。そこの生徒の日本語レベルはまだまだだったのですが、面接の時、生徒全員がものすごい緊張で前進が震える中そのまっすぐな瞳だけは本物でした。この若い力は日本には絶対に必要である。何としても日本に迎え入れて活躍させることが出来ないかと考えました。
国を超えて人材を結ぶということはとても大変なことです。特に、日本は世界から見ても独特な文化があります。この文化を理解してもらうため、私はバングラデシュにある日本語学校にも働きかけ、育成カリキュラムの中に盛り込みます。
今日本では先行き不透明で閉塞感を感じ、若者による犯罪が増えてきたように感じます。私のこの活動を通し、次の世界の若者が選択肢の一つとしてバングラデシュで働く。そんな未来があってもいいのではないのか。そう考えています。
そのためには日本人の技術が詰まった町をバングラデシュに作り、そこを拠点として活動してもらうことが出来ればと思っています。
この目標を現実のものとするにはとても多くの時間がかかると思いますが、必ず成し遂げますので、今後とも格別のご支援、ご愛好を賜りますようよろしくお願い申し上げます。